オススメ記事

「コミュ障を克服したい!」と思っている、そこのあなた!
コミュ障は行動ひとつで治せます。ここでは、コミュ障を克服するための “心得” や “行動” について紹介します。コミュ障を克服したい方は、さっそく今から紹介することを行動にうつしましょう。
目次
コミュ障とは?
近年、コミュ障という言葉が、ネットの世界で頻繁に使われるようになりました。
コミュ障とは「コミュニケーション障害」の略称で、対人でのコミュニケーションに苦手意識をもっている人のことを指します。
医学的には対人恐怖症や社会不適合者と言われたりしますが、コミュ障は体の機能障害における病気とは異なる意味合いを持ちます。
話題が出てこない、話が膨らまないといった、人とのコミュニケーションを苦手とするなど、その人の個性を表した言葉でもあります。
コミュ障の種類
コミュ障は、「ダウナー系」と「アッパー系」の2つの種類に分けられます。
ダウナー系コミュ障

ダウナー系コミュ障は、以下のような特徴を持ちます。
- 人見知りが強くて、自分から話しかけることができない
- 発声や滑舌が悪いので、話すこと自体が苦手である
- 嫌われるのが怖くて、思ったことを発言できない
- 人前に出ると頭が真っ白になる
アッパー系コミュ障

アッパー系コミュ障は、以下のような特徴を持ちます。
- 他人に対して無頓着・無自覚
- そのため人やものを貶すことに躊躇がない
- 自分に無意識の自信を持っている
- 相手が認めるまで何度も主張を繰り返す
- 上記の言動による相手への不快感などの影響を想像できない
- そのため周囲が好きなものでも気にせず堂々と貶す
- 他人との距離感を読まずに主張をし続ける
- 声が大きい
- 外野のマナーにはうるさい
- これらの症状に対する指摘に対しては非を認めない
- 一方で不足の指摘自体はすることは求める、ただし聞かない
- 自分本位なので相手にも自分と同じように主張することを求める
- 周りと会話が噛み合っていなくとも気にせず盛り上がる
- 同じアッパー系との相性は良いので集団を形成できるため、コミュ障の自覚がない
一般に、自己中で空気が読めないと思われているのは、アッパー系コミュ障です。
コミュ障になる理由
コミュ障は生まれつきの先天的な疾患でなく、後天的になってしまうことがほとんどです。プライベートや仕事・学校で会話に対するトラウマができてしまい、それが原因でコミュ障になってしまいます。
▼具体的には、以下のようなプロセスです。
- 話をしたら、人前で恥をかいた
- 周りの目を気にするようになり、会話に苦手意識が生まれる
- 変に思われるのが嫌で、言いたいことが言えなくなる
- だんだん人と話さなくなる
- 会話する機会が無いので、コミュニケーションスキルが上達しない
- 苦手意識がさらに強まる
- 悪化する
といったように負のスパイラルに陥ります。
大人になるほど治すのが難しくなるので、早めにコミュ障を克服した方が良いでしょう。
コミュ障克服のための心得
コミュ障を克服するためには、会話のレパートリーや、話題の膨らまし方などを知る必要があります。
コミュ障克服のために大切な心得を5つ紹介します。
- 「コミュ力が高い=明るくてよく喋る」ではない
- 「人気者=コミュ力高い」ではない
- 沈黙はあなただけの責任ではない
- 徐々にハードルを上げる
- 過去のことは忘れる
「コミュ力が高い=明るくてよく喋る」ではない

コミュニケーション能力が高い人は、いつも明るくてよく喋るハイテンションな性格の人のことではありません。また、どんな質問にも面白い返しができる人でもありません。
コミュニケーションは「意思を伝え合うこと」です。伝えるだけでなく、受け取ることもコミュニケーションには大切であり、喋りが上手い人がコミュ力が高いとはなりません。
話すのが得意じゃなかったら、相手の話をしっかり聞いて、丁寧に相槌(あいづち)を打ちリアクションを取りましょう。相手の感情にあわせて表情を変えるなど、相手が心地よく喋れる雰囲気を作ることが、コミュ障克服の大切な心得です。
「人気者=コミュ力高い」ではない

人から好かれたい、嫌われたくない。という感情は誰しも持っています。
ですが、人を嫌うのは自然なことであり、誰にでも好かれている人なんていません。人気者にも必ずアンチやそれを嫌う人がいるのです。
皆から好かれようとするからこそ、失敗するのを恐れて、人と関わることに抵抗感を覚えるようになります。
「嫌われてナンボ!100%好かれることなんて無理!」と肩の力を抜くことが、コミュ障克服の大切な心得のひとつです。
沈黙はあなただけの責任ではない

沈黙して気まずい雰囲気になるのは、自分のせいだと思っていませんか?
気まずいという感情は、2人以上が集まることで、はじめて成立します。少なくともその沈黙は、相手にも責任があるはずです。
特に気にすることなく、何か思いついたら話そうかな、くらいの軽い気持ちでいると良いでしょう。
徐々にハードルを上げる

いきなり高いハードルを越えようとするから、失敗して自信を失っていくのです。
まずは、簡単なことから始めて、一つ一つステップアップしていきましょう。
- あいさつする
- 笑顔であいさつする
- 笑顔であいさつする + ひとこと話す
自分から、「こんにちは」とあいさつし、それができたら、次は「こんにちは、今日もいい天気ですね」と天気の話をしてみる、というように、少しずつレベルアップすることを目指しましょう。
「よし、成功した!」という達成感が大切です。どんなに小さな進歩でも、自分を褒めてあげましょう。それを繰り返していくことで、徐々に自信が付いていき、コミュ障の克服につながっていきます。
過去のことは忘れる

失敗した会話や相手の反応を振り返って、自己嫌悪に陥るのはやめましょう。
「ぜったい変な人って思われた・・・」「今頃きっと、噂してる・・・」と落ちこむのはNGです。過去の失敗は忘れて、前向きになりましょう。
あなたは、コミュ障を克服できる、高いポテンシャルを持った人です。自己嫌悪を無くすことができれば、コミュ障が治るのは時間の問題です!
コミュ障克服の9つの行動
コミュ障克服のために、今日からできる9つの行動を紹介します。コミュ障を克服するために、一つ一つ行動にうつしていきましょう。
- あいさつをする
- 相槌(あいづち)やリアクションを取る
- クールキャラ卒業し、笑顔をつくる!
- 相手に興味を持つ
- 聞き上手になる
- 嫌いな人とは付き合わない
- 高い理想は捨てる
- 困ったときは「木戸(きど)に立ちかけせし衣食住」
- 話し癖をつける
あいさつをする

あいさつは、コミュニケーションの基本です。
まずは、自分からあいさつをしましょう。エレベーターで一緒になった時、廊下ですれ違った時に、「こんにちは」と声をかけます。
あいさつが問題なく出来るようになったら、次は「こんにちは、今日はいい天気ですね。」など一言付け加えてみましょう。
天気の話や時事ネタなど、誰もが知っている話題を取り入れていくと良いでしょう。最初は話が盛り上がることを期待せず、簡単なやりとりを意識します。あいさつはコミュ障克服の第一歩です。
相槌(あいづち)やリアクションを取る

相手が喋っているときは、相槌(あいづち)やリアクションをとりましょう。
最初は、顔を縦に振り「うんうん」とあいづちを打つことからはじめ、徐々に「そうなんですか」「へぇ~~」「なるほど」などと、感情のある一言でリアクションを取っていきます。
相手の感情に合わせて表情を変えると尚良しです。相手が気持ちよく話せる雰囲気を作り、話を引き出すことができれば、ほぼコミュ障は克服できているでしょう。
クールキャラ卒業し、笑顔をつくる!

コミュ障を克服するには、クールキャラを卒業しましょう。
無愛想で暗い人には、誰も寄り付かなくなります。まずは、来るものは拒まず、ウェルカムな姿勢をとることが大切です。
相手に興味を持つ

相手に興味を持つことは、コミュ障克服には欠かせません
あいさつや天気の話だけでは、会話は膨らみません。そこで、相手に興味を持ち、趣味を共感することが大切です。
あなたも、自分の好きな話題だったら、すらすらと喋れると思います。相手に興味を持つことで、自然と質問がでてきて、話題が尽きることはなくなるでしょう。
例えば、釣りの話なら、
・釣りをするには、何の道具が必要?
・釣れやすい時間帯は?
・おすすめの釣りポイント(場所)は?
・餌は何が良いの?
・川釣りと海釣りどっち?
・高価な釣竿(つりざお)やルアーは釣れやすいの?何が違うの?
など、いろいろと質問が浮かび上がってきます。
このように、コミュニケーション能力の高い人は、相手から話を引き出すのが上手な人なのです。
聞き上手になる

会話が上手な人は、話すのが上手いと思っていませんか?
「話し上手は聞き上手」という言葉があるように、コミュニケーションの極意は、話すよりも聞くことが重要です。
コミュ力の高い人は、話を引き出すのが上手く、相手が気持ちよく喋れるような雰囲気をつくることができます。
話を聞くときは、相手の気持ちに共感することがポイントです。話の感情に合わせて、リアクションや表情を変えることで、楽しく話してくれるようになります。
嫌いな人とは付き合わない

コミュ障克服のためには、嫌いな人とは付き合わないことも大切です。
人には好き嫌いなど相性があります。積極的に人と関わることは重要ですが、無理して嫌いな人と一緒にいても、その距離を縮めることは難しいでしょう。
自分を好きになってくれる相手を見つけて、その人とだけ付き合えば良いのです。
高い理想は捨てる

コミュ障の方は、理想が高すぎることが多いです。何もお笑いタレントのように、面白おかしく話せる必要はありません。
理想が高いと、上手く話せない自分に対して、劣等感を覚えてしまいます。コミュ障を克服するには、理想を捨てて軽い気持ちで会話することを心がけましょう。
困ったときは「木戸(きど)に立ちかけせし衣食住」
実際に相手を前にすると、何を話していいのか困ることもあるでしょう。そんなときは、「木戸(きど)に立ちかけせし衣食住」を使いましょう。
木:季節・気候「今日もいい天気ですね」
戸:道楽・趣味「休日は何をしてるんですか?」
に:ニュース「日本優勝しましたね!」
立:旅・旅行「ゴールデンウィークはどこか行くんですか?」
ち:知人・有名人「○○さんがこんな話をしていたんですよ」
ちょっとした日常会話のネタになる言葉の頭文字を取ったものであり、話題に困ったら「木戸(きど)に立ちかけせし衣食住」を思い出しましょう。
話し癖をつける
コミュニケーションは会話することでしか上達しません。
本をたくさん読んで知識を増やしても、アウトプットして実践を積まなければ意味がありません。
会話のタイミングや相手との距離感などは、実際の会話の中でしか学べないため、失敗を恐れずに、話す機会を増やすように心がけましょう。話し癖をつけることはコミュ障害克服の大きな足がかりとなります。
▼トーク力を磨ける!おすすめチャットアプリ【マシェトーク】
まとめ
コミュ障を克服するためには、簡単なことから始めて、一つ一つレベルアップしていくことが大切です。
ここで紹介した、コミュ障を克服する方法を “今日から行動” にうつし、着実にコミュニケーション能力を高めて、明るい未来を手に入れましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。