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発達性協調運動障害(DCD)とは?原因、症状、治療法など

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発達性協調運動障害(DCD)とは?原因、症状、治療法など

発達性協調運動障害(DCD)は発達障害のひとつです。

ここでは、発達性協調運動障害(DCD)の症状、年齢別の特徴、原因、治療法などについて紹介します。理解を深めるためにも、ぜひ最後までお読みください。

発達性協調運動障害(DCD)とは

発達性協調運動障害(DCD)とは

協調運動とは、「手と手」「手と目」「足と目」「足と手」など個別の機能を一緒に動かす運動をいいます。

発達性協調運動障害(DCD)とは協調運動が不正確であったり、困難な症状がみられる病気のことです。例えば、ボールを蹴る時は、ボールを目で追いながら、足で蹴るという動作を同時に行いますが、こういった動作がまともにできません。

脳の機能障害や筋肉・神経に問題はなく、知能は優れているものの生活に支障をきたすほど極端に不器用な場合は、発達性協調運動障害かもしれません。

発症率は約5%で、男女比は2:1~4:1で男児に多い傾向があります。(※資料により偏りがあります。)

DSM-5の発達性協調運動障害(DCD)の定義

DSM-5とはアメリカの精神医学会の診断基準マニュアルのことです。DSM-5によると発達性協調運動障害を以下のように定義しています。

A.協調運動技能の獲得や遂行が、その人の生活年齢や技能の学習及び使用の機会に応じて期待されるよりも明らかに劣っている、その困難さは、不器用(例、物を落とす、またはぶつかる)、運動技能(例、物を掴む、はさみや刃物をつかう、書字、自転車に乗る、スポーツに参加する)の遂行における遅さと不正確さによって明らかになる。

B.診断基準Aにおける運動技能の欠如は、生活年齢にふさわしい日常生活活動(例、自己管理、自己保全)を著明及び持続的に妨げており、学業または学校での生産性、就労前及び就労後の活動、余暇、および遊びに影響を与えている。

C.この症状の始まりは発達障害早期である。

D.この運動技能の欠如は、知的能力障害(知的発達症)や視力障害によってうまく説明されず、運動に影響を与える神経疾患(例、脳性麻痺、筋ジストロフィー、変性疾患)によるものではない。

出典:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル

その他のメディアでは、以下のように定義されています。

発達性協調運動障害とは、日常生活における協調運動が、本人の年齢や知能に応じて期待されるものよりも不正確であったり、困難であるという障害です。別名、不器用症候群とも呼ばれていました。

出典:LITALICO(りたりこ)発達ナビ

発達性協調運動障害(はったつせいきょうちょううんどうしょうがい、Developmental coordination disorder)とは、協調的運動がぎこちない、あるいは全身運動(粗大運動)や微細運動(手先の操作)がとても不器用な障害を言う。

出典:wikipedia

筋肉や神経、視覚・聴覚などに異常がないにもかかわらず、「ボールを蹴る」「字を書く」などの協調運動に困難を呈する障害。発達障害の類型の一つとされる。

出典:コトバンク

運動能力障害は、協調運動が必要な日常動作の拙劣さが特徴です。座る、這う、歩くなどの運動発達指標への到達の遅れからわかることもあります。

出典:ハートクリニック

分かりやすい例としてキャッチボールや縄跳びがあげられます。

◆キャッチボールをするとき、ボールを目で追いながら手を使って受け止めます。『目』と『手』を同時に使います。
◆縄跳びだと、手で縄を回しながらジャンプします。『手の動き』と『ジャンプする』を同時に行うから縄跳びが出来ますね。

これが協調運動です。

【ジャンプしながら手を上げるお遊戯・文字を書く・ハサミを使う・ボタンを留める】など誰でも無意識に出来るようになる協調運動が、日常生活に支障をきたす程に苦手なのが『発達性協調運動障害』の子どもです。

出典:発達障害むすこ育児

知的発達に遅れもなく、明らかな脳障害や神経・筋肉の障害はなく、言語性知能は優れているものの
学校や家庭内で生活に支障がでるほどの不器用さが現れるのが
『発達性協調運動障害』です。

出典:知って欲しい障害児保育

発達性協調性運動障害DCDは、発達障害の1つで字を書くとき力を入れすぎてノートを破ってしまったり、止まっているボールを蹴ろうとして空振りします。

出典:発達性協調運動障害DCD

発達性協調運動障害(DCD)の症状

発達性協調運動障害(DCD)の症状

発達性協調運動障害の症状は、主に以下のような特徴がみられます。

  • 字がうまく書けない
  • 字を書くといつも紙が破ける
  • ボールを蹴れない、空振りする
  • キャッチボールができない
  • 黒板を見ながら、書き写しができない
  • 縄跳びが飛べない
  • バスケットでドリブルしながら動けない

このような症状があるからといって、必ずしも発達性協調運動障害とは限りません。単なる運動不足である場合もありますし、日常生活に支障がないレベルであれば特に気にする必要はないでしょう。

年齢別の「発達性協調運動障害(DCD)」の特徴

発達性協調運動障害の判断は、協調運動が年齢相応にできず、不正確であったり、困難であるかが見極めるポイントとなります。年齢別によく見られる特徴の傾向を以下に紹介します。

乳児期(0歳~1歳)

乳児期(0歳~1歳)

乳児期は協調運動を学んで覚えていく時期です。運動機能の成長スピードは子どもによって個人差があるため、苦手なことがあっても心配する必要はありません。

発達性協調運動障害と診断される乳児には、以下のような特徴が現れます。

  • 離乳食を食べると、よくむせる
  • 寝返りがうてない
  • ミルクや母乳の飲み込みが悪い
  • ハイハイがうまくできない

幼児期(1歳~6歳)

幼児期(1歳~6歳)

幼児期になると運動能力の差も縮まってくるため、発達性協調運動障害の判断が付きやすくなります。この時期に診断される幼児には以下のような特徴がみられます。

  • 平らな道でもよく転ぶ
  • 転んだ時に手が出ない(顔から転ぶ)
  • ハイハイやお座りができない
  • 靴ひもを結べない
  • トイレでお尻がふけない
  • ファスナーを上げれない
  • ボタンをはめれない

小児期(6歳~12歳)

小児期(6歳~12歳)

小学生になると学校や日常生活で、複雑な動作を求められることが増えてくるため、症状が顕著に現れます。この時期に発達性協調運動障害と診断される子どもには、以下のような特徴がみられます。

  • ボール遊びができない
  • 文字がマスや行線から大きくはみ出す
  • 模型やパズルを組み立てられない
  • 消しゴムを使うと紙が破ける
  • 階段の上り降りがぎこちない
  • 箸をうまく使えない
  • 靴ひもが結べない
  • 定規を使っても、まっすぐ線が引けない

症状の現れ方には個人差があるため、これらに当てはまるからといって、必ずしも発達性協調運動障害と診断される訳ではありません。子どもの様子をみながら、心配であれば発達障害者支援センターや小児科に相談してみましょう。

発達性協調運動障害(DCD)の原因

発達性協調運動障害(DCD)の原因

発達性協調運動障害の原因は、はっきりとは解明されていませんが、以下のような要因が複雑に合わさって発症するのではないかと考えられています。

  • 妊娠中のアルコール摂取
  • 早産
  • 遺伝的要因

アスペルガー症候群、自閉症、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害と併発するケースが多いため、遺伝子的要因が多きのではないかと考察されています。

5歳~11歳の子どもの約5~6%が発症し、男児に多い傾向があります。

発達性協調運動障害(DCD)の診断基準~発達障害との関係~

発達性協調運動障害(DCD)の診断基準~発達障害との関係~

精神障害の診断基準は、アメリカ精神医学会の『DSM-5』と世界保健機関(WHO)の『ICD-10』の2つで定められた定義が世界的な基準となっています。

『DSM-5』では神経症群に含まれ、発達性協調運動障害の症状に当てはまるかどうかを重視していますが、『ICD-10』では不器用さや運動音痴はその心理発達の遅れが原因になっていると判断しています。

発達性協調運動障害(DCD)の治療・検査

発達性協調運動障害(DCD)の治療・検査

発達性協調運動障害の治療や検査は、「保健センター」「児童相談所」「子育て支援センター」「発達障害者支援センター」「小児神経科」などで診断しています。

専門家の間でもあまりよく知られていない病気ですが、専門医師のもとで適切なリハビリを受けることで、その症状が軽減できる可能性があります。

Q:発達性協調運動障害はリハビリでどのくらい回復しますか?

A:OTの療育に通うのが1番です。
そこで体幹を鍛えてもらい、ビジョントレーニングや手先の不器用さをなくす事である程度追いつく事は出来ます。

出典:LITALICO(りたりこ)発達ナビ

家庭での療育も効果的とされています。

自宅ではトランポリン、バランスボールがポピュラーです。公園に行きジャングルジムやよく歩かせる事もとても良いです。

うちは、家庭内でトランポリンやバランスボールをしています。

左右の協調にはハイハイが最高に良いでしょう。お子さんには頭を上げてのハイハイをお勧めします(o^―^o)

発達性協調運動障害(DCD)のトレーニング方法

多くの家庭で発達性協調運動障害(DCD)の治療に以下のようなトレーニングを取り入れています。

  • ブランコ、トランポリン遊びをさせる
  • バランスボールで感覚を育てる
  • 壁タッチや輪投げキャッチで体幹筋肉を鍛える
  • リラックスマッサージをする
  • 折り紙やお絵かきで微細運動をする
親子で楽しめる 発達障がいのある子の感覚あそび・運動あそび

親子で楽しめる 発達障がいのある子の感覚あそび・運動あそび

著者/杉並区立子ども発達センター、秦野悦子
発売日/2013.9.20

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家庭で取り組める感覚遊びや運動遊びがたくさん載っており、トレーニング方法や子どもへの接し方に至るまで丁寧に書かれています。

大人の発達性協調運動障害(DCD)

大人の発達性協調運動障害(DCD)

発達性協調運動障害(DCD)の発症率は子どもで約6~10%と、1クラスで2~3人程いる計算になります。

大人になっても発達性協調運動障害が克服されず、約50~70%の方が残存していると言われています。「場の空気が読めない」「コミュニケーションがうまく取れない」「こだわりが強く、固執する」といった症状がみられ、社会的に支障をきたすことも少なくありません。

注意欠如・多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(LD)などと併発するケースが多くみられます。

発達性協調運動障害(DCD)におすすめの本

発達性協調運動障害(DCD)に関係するおすすめの本を紹介します。

まとめ

ここでは、発達性協調運動障害(DCD)の症状や、年齢別の特徴、原因、治療法などについて紹介しました。

発達性協調運動障害(DCD)は適切な治療やトレーニングをすることで、症状を軽減することができます。もし家族に診断の疑いがあれば、発達障害者支援センターなどの相談機関や専門医師に相談しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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